真鍋大度・石橋素が主宰するライゾマティクスとMIKIKO率いるイレブンプレイによって発表された没入型イベント《Syn : 身体感覚の新たな地平》
私は本イベントの音楽制作・アレンジ・サウンドエフェクトを担当しました。
2023年、虎ノ門ヒルズステーションタワー TOKYO NODE開館記念企画として開催された体験型展示で、約1500㎡の空間を使い観客が移動しながら体験する70分間のイマーシブシアター。3つのギャラリーで構成された空間を舞台に、観客自身が舞台美術の中に入り込み、24名のダンサーと共に体験するインタラクティブな作品。AI時代における人間の“感覚”の変容をテーマにした、実験的かつ挑戦的な公演です。70分の作品を1日17回、38日間にわたり計646公演行うという、前例のない規模での上演が行われました。
・Gallery A 前半(12分)
AIが創造主である人類をスキャンするシーンを3つの展開で構成(作曲・アレンジ)
・Gallery A 後半(3分)
新しい世界が始まるようにGallery Bへと続く楽曲(作曲・アレンジ)
・Gallery B (Scene 1〜11/21分)
空間は広がり続け、現在・過去・未来・時間の逆流が重なり合い、表情を変えながら観客を深奥へと誘ってゆくシーン。
Scene 1〜10(作曲・アレンジ)
Scene 11(アレンジ)
・Gallery C (15分)
エピローグ。ピアノを軸とした楽曲を3つの展開で構成(作曲・アレンジ)
同じ空間に2つの観客グループを時間差で入場させる構造が採用されており、最初の観客グループが入場して約20分後に、次のグループが同じ空間へ入場。観客は前進しながらパフォーマンスを体験していきますが、途中で可動壁によって空間が分割され、両側で時間を少しずつずらしながらパフォーマンスが進行します。一部のシーンでは小窓が開き、壁の向こう側に別の観客グループが存在することが明らかになります。観客は一瞬それを鏡のように感じますが、実際には異なる時間軸にいる観客同士が向かい合う構造となっています。また、壁面のスキャン映像が巻き戻る演出などにより、空間そのものが時間軸で区切られているかのような感覚が生まれ、観客は「現在・過去・未来」が重なり合う体験をする内容となっています。
https://www.tokyonode.jp/sp/syn/






