2019年、東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、そしてRhizomatiksによるプロジェクト「Light and Sound Installation “Coded Field”」 にて、全体の音楽およびサウンドエフェクトを担当しました。
本作は、歴史と伝統を有する東京・港区芝の浄土宗大本山 増上寺およびその周辺を舞台に展開された、光と音が織りなす大規模パブリックアートプロジェクトです。
会場内には、大小さまざまなステージや「ポート」と呼ばれるオブジェが点在し、参加者は GNSSを搭載したスピーカー付き風船型デバイス を手に体験。参加者とオブジェとの距離や位置関係に応じて、デバイスから発せられる光と音がリアルタイムに変化します。正確に取得された位置情報をもとに、参加者の動きや密度そのものが演出要素として反映され、空間全体がひとつの動的な音楽・光のフィールドとして立ち上がる構成となっています。
私は本プロジェクトにおいて、客入れから本編、elevenplayのダンスパフォーマンス、カウントダウン、エンディングに至るまで、全体の音楽を作曲・編曲。参加者が持つデバイスのスピーカーから流れる多様なビートやシンセサウンドを含めたサウンドエフェクトも担当しました。ダンスのシーンおよびカウントダウンパートでは、坂本美雨さんにボーカルを提供いただき、身体表現とテクノロジーをつなぐ象徴的な音の要素として構成しています。
「coded field」公式ウェブサイトの音楽制作も担当し、現地での体験とオンライン上の表現が連続するよう、作品世界全体を音楽面から支えました。
参加者自身が空間を歩き、体験することで、近未来の東京を五感で味わう没入空間を実現しました。




